新たな旅立ちの季節に『スイートピー』いかがですか
今回は、3月に出荷のピークを迎える「スイートピー」を紹介します。
大分県はスイートピーの生産量全国2位を誇り、県を代表するお花の一つですが、なかでも豊後大野市は県内有数の主要産地として、様々な種類のスイートピーが生産されています。
JAおおいた豊後大野スイートピー部会(部会長:大塚敦さん)では、12名の生産者の皆さんがスイートピーの栽培に励んでおり、部会員も半数以上が50歳以下と若いメンバーで活気のある部会です。9月の植え付けから始まり、毎年11月から4月上旬にかけて、東京、大阪の市場を中心に出荷されます。
今年度は、12月下旬、1月下旬と寒波が到来し、例年より気温が低い日が多かったことから、開花が思うように進まず、出荷量は例年よりも少なめとのこと。しかし、全国的な数量不足や各種イベントの復活によって、注文は多く、1本あたりの単価も高く、好調を維持しています。
スイートピーの花言葉は「門出」、「ほのかな喜び」。お祝い事や卒業式、入学式など、新たな旅立ちを祝う花として多くの皆さんに親しまれています。
【生産者:江藤雄介さん
(JAスイートピー部会青年部副部長)】
豊後大野市でピーマンの技術習得研修施設「インキュベーションファーム」に入り、夏秋ピーマン栽培を学び、そこから農業をスタートしました。現在、就農して5年目で、夏秋ピーマンを15a、スイートピー8aを栽培しています。ピーマンは11月には収穫が終了するので、冬場の収入確保としてスイートピー栽培を組み合わせた複合経営を行っています。
スイートピーの魅力は、冬場の花が少ない時期に花を楽しめること、純粋に花の匂いが良いこと、日持ちが良く、長く花を楽しめることです。この季節(3月)にぴったりの花ですので、手にとって楽しんでもらえればと思います。
また、スイートピー部会でインスタグラムを立ち上げ、新品種の情報発信も行っています。是非ご覧ください!
【JAおおいた豊後大野スイートピー部会】
インスタグラム https://www.instagram.com/onosweet.pea/
スイートピー生産者:
江藤雄介さん(JAおおいた豊後大野スイートピー部会青年部副部長)
白と紫のグラデーションが美しい品種「ブルーエンゼル」
ピンクがかわいらしい品種「桃子」
ビニールハウスの中はスイートピーの甘い香りでいっぱいでした