スプレーマム栽培にかける情熱と挑戦
今回は約11年前に豊後大野市に移住し、6年前に会社を設立した
(株)MURAISHI 代表の村石さんに取材してきました!

○ 事業を始めたきっかけを教えてください。
過去に何回か転職を経験し、儲かる農業について考えていました。
そして、会社として成り立つことができれば可能性が広がるのではないかと思い、
事業を立ち上げました。
○ 栽培しているスプレーマムについて教えてください。
キクの中には、輪ギク、小ギクとカジュアルなスプレーマムがあります。
スプレーマムは形も色もバラバラであるため、時代(ニーズ)にあったものを生産することができますね。そのため、ファッションカラー、トレンドカラーなど人々の動向を伺い、半年後の流行を見据えて行動しています。

バリエーション豊かなスプレーマムが勢揃い!!
キクのカタログに載っているものもあれば、載っていないもの(流行りを過ぎたもの)も取り扱っていますよ。
突然変異による新たな品種の登録及び栽培もしていますよ。
○ 種類が違う場合は、栽培方法も変わるのですか?
1 品種ごとに生産方法が違うんですよ。
⇒バラエティが豊かになればなるほど手間がかかりますね。

施設の奥行きがすごい!!

○ 苗は、どちらで仕入れていますか?
自ら、オランダにある種苗会社に視察に行き、アフリカなどで栽培されている苗木を輸入して取り寄せています。
(アフリカやベトナムは気温が高いイメージがあるのですが、栽培施設は標高が高く、涼しい場所にあるため、日本の気温に少し似ているんですよね)
○ 取り組んでいる課題はありますか?
最近の花業界は米騒動の影響を受けてしまい、低迷しているんですよね。
そのため、アイデアを出し、多くの方と連携し新たなイベントを生み出しています。例えば、神社や仏閣の手水舎(手洗い場)に花を浮かべ、SNS 映えするスポットを創り出すことによって、参拝客が増え、花のニーズも増す相乗効果を引き出しています。
○ 喜びややりがいを感じるときを教えてください。
周りの評価によって、左右されてしまうのですが、
多くの方に感動してもらえるように花を生産しています。

最後に、『花はやさしさでできている』と私は考えています。