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市長の挨拶

魅力ある農業・農村をめざして

大分県の中南部に位置する豊後大野市は、県土の9.5%を占める約600 ㎢の広大な
土地を擁しており、市内の南⻄部には祖⺟・傾⼭系の急峻な⼭々が連なり、中域には⺟なる川「大野川」が流れています。そして、この起伏に富んだ地形と大野川の豊かな水、四季を通じて温暖な気候は、県内屈指の畑作地帯を形成し、古くからこれらの自然条件や土地条件を活かした農業を基幹産業として発展してきました。

一方、本市の人口は、昭和25 年の81,707 人をピークに減少に転じ、平成17 年の合併時には43,278 人、令和3 年1 月には34,692 人とピーク時の半分以下となってい
ます。この人口減少による農業分野への影響は深刻で、農業従事者の高齢化や減少に伴う遊休農地の拡大、有害鳥獣による農林産物への被害の増大などにより、地域農業やコミュニティの活力低下が懸念される状況となっています。

こうした状況の下、今回策定した「第4 次豊後大野市農業振興計画」では、農業を
取り巻く諸課題の解決に向けた今後5年間の対策として、「新たな仕組みづくり」「担い手づくり」「産地づくり」「農村づくり」の4つを基本施策として各種事業に取り組むこととしています。また、第3次農業振興計画において野菜を主に選定した戦略・重点品目(10 品目)を、「園芸重点品目」として野菜6 品目・花き2 品目・果樹2 品目の計10 品目を新たに選定し、収益力の向上を目指した取組を進めてまいります。
新型コロナウイルスの感染拡大による社会変革や異常気象・気候変動など、行く先
不安な状況が続くことが予想されますが、4 つの基本施策を柱とした取組により、「大分の野菜畑 豊後大野」の更なるブランド化と魅力ある農業・農村を目指してまいります。

   令和3 年3 月

豊後大野市⻑ 川 野 ⽂ 敏